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「内村さん」から「総合」へ
内村さんは、もちろんさまぁ～ずも認めるトップランナーであり、内村プロデュースの最初のころ三村さんはかなり緊張したと語っています。
内村プロデュースの通常放送の最終回「内Ｐ卒業式をプロデュース！！」のお礼参り（さまぁ～ず、TIM、ふかわの5人が不良に扮して内村に思いをぶつける企画）にて、内村さんと出会ったころの話をしていました。
「お前とよ、最初の泊まりのスキー旅行（芸人不信バスツアーという企画）の帰り、電車でよぉ。初めてこう電車で隣に座った時に、俺は少し緊張してよぉ。大して話しかけもできなかったよ。
まぁ、あなたも無口だからお互い気まずい一時間半みてぇな？
そっからぁ、よくこうしゃべれるようになったことを感謝してますよ」
出会った頃は話すこともままならなかった3人が、今は本当に古くからの親友のようにお酒を飲みかわし、困ったときには支えあい、今もこの番組を続けているのは当たり前のことではありません。
2017年に、内村さんが総合司会になったとき、さまぁ～ずが「総合」とイジっているのも、内村さんのレギュラー番組がほとんどなくなり、しんどい時期にもずっとそばで仕事をしていたから言えることでしょう。
さまぁ～ずと内村さんの関係が深く見える回 #135『ちょいと一杯ひっかけたい男達！！』
さまぁ～ずはレギュラーなので、基本的にすべての回で関係性を見ることができるのですが、内村さんとさまぁ～ずの関係性が最も強く出た回は、私の中ではこの回だと思っています。
東京03がゲストで、お酒を飲みながら内村さまぁ～ずに相談をするという企画なのですが、この際に三村さんはべろべろに酔っ払い、「徳ちゃん」の話をします。
この当時、メディアで内村さんはようやく奥さんの話をするようになっていましたが、直接的な表現やアナウンサーなどパーソナルな情報を避けていました。
そんな状況の中、酔っている三村さんは結婚後初めてメディアで内村さんの奥さんのことを「徳ちゃん」と呼びました。そこはそこで思うところはあるのですが、今回のメインはその中のエピソードです。
三村さんは、奥さんが内村さんに、「さまぁ～ずに負けてるよ」と言ったエピソードを話し始めます。同じ回で内村がお笑いを語らないと言っていることからもわかるように、内村さんがお笑いのこととはいえ、家庭内のかなりディープな会話をさまぁ～ずに打ち明けていること、また、さまぁ～ずをライバルとしてみていることがわかります。
三村さんも内村さまぁ～ずでウッチャンに負けたつもりもないと言っており、お互いに高めあう場として内さまが存在していることがうかがえます。
同じ回で、内村さんが「天狗だった」と言い放ったり、それもなくなり今の内村さんに悪いところはないとはっきり言っている三村さんと、それをなだめる大竹さん。それを否定するでもなく受け入れて語る内村さんの本当に独特の空間が出来上がっており、それに同席した東京03も話の腰を折らずきれいに聞き手に回ってくれたため、内さま史上に残るディープな語らいになりました。
話の本筋とそれるので、上ではあえて書いていませんでしたが、そもそも内Pが終わってから「徳ちゃん」という言葉がメディアで出てきたのは、内村さまぁ～ず史上はおろか、徳永アナウンサーが報道ステーションでアナウンサーとしてテレ朝に復帰するまで全メディアを含めてここだけだと思います。
それほど、スタッフ、さまぁ～ずに信頼を置いているのだなと感じます。内Pメンバーではないですが、それは東京03に関しても言えることで、やはりコントの人同士信頼があるのだと思います。
笑えるかどうかは別として、内村さんと三村さんの関係性を考えてみると、めちゃくちゃ楽しめる回ですので、ぜひ見てみてください。
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